こんにちは、みなさん。
2022年9月、私はドイツで妊娠しました。
そして2023年6月、ドイツで第一子を出産しました。
今回の妊娠が私にとって初めてのことで、ドイツ人の旦那との間に授かった子をドイツで出産しました。

初産ということで出産に対する不安がある中、日本語が通じない環境で出産を経験しました。
当記事を読んでくださっている方の中には、ドイツで妊活・妊娠・出産予定がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、私がこの妊娠10カ月間に経験してきたドイツの産婦人科での検診や産婦人科探しについて簡単にまとめてみたいと思います。
なお、私がドイツで試した妊活の方法については別記事で紹介しています⇩

それでは、10カ月間の妊娠生活で経験したことを以下の点をメインに紹介していきたいと思います。
- 産婦人科探し
- 妊婦検診
- 追加検診(NIPT等)
目次
1. 産婦人科探し

妊娠が発覚したら、まずは産婦人科を探さないといけません。
可能であれば、すでに通ったことのある産婦人科で見てもらうといいと思います。
私は子宮頸がん検査を妊娠前にしてもらっていた産婦人科がベルリンにあったため、そこで妊婦検診も受けることにしました。
産婦人科探しのポイントとして、できるだけ新しい設備が整っており、予約も取りやすい産婦人科を選ぶことをお勧めします。
私が通っていた産婦人科は「Kinderwunsch」と言って、子どもを授かりたいけどなかなか妊娠出来ないという方のための相談室も入っている産婦人科です。
そのため従業員の数も多めですし、ドイツで病院の予約をオンラインでする時によく使われている「Doctolib」という予約システムも使用可能です。
また、受付から医師の方までほぼすべてが女性の方なので、安心して通うことが出来ていました。
しかし通ったことのない産婦人科がないとなると、どの産婦人科に行けばいいかわかりませんよね。
その場合は、まずはインターネットで探してみてください。
グーグルマップで近場の産婦人科を探し、評価や写真、ホームページがあるかなどを確認してみてください。そこである程度、どんな産婦人科なのかが分かるかと思います。
また、できるだけ自宅から近めの産婦人科を選ぶというのもお勧めです。
妊娠週数が増えるに増え、お腹も大きくなって移動が大変となってきます。
私の場合、妊娠9ヶ月頃に子宮頚菅が短くなったため自宅で出来るだけ安静にしないといけない時期がありました。
そんな時でも検診には行けないといけないので、普段はバスで通っていましたがタクシーで通うことになりました。
そして、初診でその産婦人科で今後も検診を受けて行くと決めたら、産婦人科は今後あまり変えられないと思った方がいいです。
私が通っていた産婦人科だけなのかもしれませんが、他の産婦人科での併用した検診はお勧めしていないというようなことが書かれていました。
また、ドイツでは検診は産婦人科、分娩は総合病院もしくは助産院がほとんどです。
私が通っていた産婦人科もそのため検診のみで、出産する病院は別途自分で病院探しをしないといけませんでした。
病院探しや出産についてはまた後日まとめたいと思います。
2. 妊婦検診

私が妊娠検査薬で妊娠が分かってから病院で初めて検診してもらったのは、妊娠6週後半の時でした。
あまり早く診てもらっても正しい結果が分からない場合もあるため、6~8週くらいで行くのがちょうどいいのかなと思います。
妊娠初期(0週~15週)
1回目の検診(妊娠6週)
始めての検診は妊娠6週6日目、ほぼ7週目の時でした。検診内容は、
- 尿検査・体重および血圧測定
- 経腟エコー
- 血液検査(HIV・風疹・梅毒など)
赤ちゃんがしっかりと着床しているかどうか確認し、初めてのエコー写真を貰いました。
子宮もまだまだ小さく、赤ちゃんもまだ豆みたいな状態でした。
でも子宮の中に赤ちゃんがいると写真でも分かるくらいです。旦那と一緒に検診を受け、お互い喜んでました。
ドイツでは基本的には妊娠32週までは4週間に1回の検診です(病院によって異なる場合もあります)。
そのため、次の検診は妊娠10週5日目の時でした。
ちなみに、毎回の検診で必ず行うのが「尿検査・体重および血圧測定」です。以下、リストではこの検診内容は省いて記載します。
2回目の検診(妊娠10週)
- 血液検査(母体側の血液型確定・Rh式血液型確定検査・トキソプラズマ症検査)
- NIPT(新型出生前診断)および性別確定血液検査
- 子宮頸がん検診
- 経腟エコー
日本人であればほとんどの方が自分の血液型を知っておられると思いますが、プラスやマイナスまでご存じですか?
私は血液型はわかっていてもプラスなのかマイナスなのかが分からなかったため血液検査をしてもらいました。
また、NIPTおよび性別確定検査はどちらも任意の追加検査です。詳しくは「3. 追加検診」をご参照ください。
子宮頸がん検査は妊娠中に一度は行いますが、前回の検診から1年後くらいの検査となると思います。
3回目の検診(妊娠14週)
- 経腟エコー
- インフルエンザ予防接種
初めの内は膣内から行う経腟エコーが多いです。ドイツは日本より腹部エコーが少ない印象を受けました。
この日は前回受けていたNIPTの結果も知れて、染色体にも異常がないことが判明しました。また、性別もわかりました。
妊娠初期の検診は以上3回の検診と、追加のダウン症かどうかわかる検査(21トリソミー検査)を行いました。
詳しくは「3. 追加検診」をご参照ください。
妊娠中期(16週~27週)
4回目の検診(妊娠19週)
- 経腟および腹部エコー
19週5日目の時に産婦人科では初めての腹部エコーを行いました。
妊娠19週となるともう赤ちゃんは人間らしい体付きになっており、早い人では胎動も感じられます。
私は妊娠18週の時に胎動を感じ、20週の時には旦那がお腹に手を当てたら少し動いているのが分かるくらいでした。
5回目の検診(妊娠23週)
- 経腟エコー
- 心音確認
- 血液検査(トキソプラズマ症)
5回目以降の検診はいつものように経腟エコー、そしてたまに何か血液検査を行うという感じです。
なお、トキソプラズマ症の血液検査ですが、これは生野菜や生肉などにくっついているリステリア菌に患ったかどうかの検査です。
妊娠前にすでにかかったことのある方は免疫があるので問題ないのですが、ない場合は妊娠中の食事をさらに気をつけた方がいいとのことです。
生肉や生卵、生魚は妊娠中は免疫の有無に関係なく避けた方がいいですが、トキソプラズマ症対策のためにサラダなどの生野菜を食べる際もいつも以上にしっかり洗わなければなりません。
6回目の検診(妊娠26週)
- 経腟エコー
- 心音確認
- 血糖検査
妊娠中期最後の検査では血液の中の糖分を測る血糖検査を行いました。ドイツ語ではZuckertestと言われたりします。
後日、この血糖検査に引っかかってしまい、2回目の血糖検査を行うこととなりました。
余談ですが、たまに担当の先生が休暇を取っていたりで、4週に1回の検査が3週や5週など前後したりする場合もあります。
妊娠後期(28週~40週)
7回目の検診(妊娠30週)
- CTG
- 経腟および腹部エコー
- 三種混合予防接種
妊娠後期入って初めての検診からCTG(胎児心拍数陣痛図)と言って、赤ちゃんの心拍と子宮の収縮圧を計測する検査も行いました。
日本ではよくNST(ノンストレス)検査を行うことの方が多いのでしょうか。
CTGでは子宮の収縮も図りますが、NSTでは子宮の収縮は計測しないようですね。
私がこの検診から行うのはCTGの方で、医師の診断の前20分~30分程寝ながらお腹に2つの器具を付けて検査を行っていました。
この7回目の検診の際、私の子宮頚菅が週数にしては短くなっていることが判明し、重たいものは絶対に持たないことと、できるだけ安静にと診断されました。

子宮頚菅とは、子宮内部の入り口と子宮の出口の長さのことで、通常は3~5㎝くらいだそうです。
ただ、週数が増えるにつれ短くなっていくのは当たり前のことなのですが、週数によって短すぎると切迫早産と診断されることがあります。
妊娠30週で私の子宮頚菅は2.5cmでした。
少し際どい長さのようで、入院とまではいかないけれど念のためできるだけ安静にとのことでした。
そのため、この次の検診からタクシーで通院することとなり、チップ含めて片道18ユーロを支払うようになりました。自宅から近い産婦人科がいいというのは、こういったこともあるからです。
三種混合予防接種ですが、こちらは妊娠中でも打つことのできる予防接種です。
主に「百日咳・ジフテリア・破傷風」を予防するためのワクチンですが、妊娠中に打っておくと生まれたての赤ちゃんにも免疫がつくらしく、私は医師の勧めから、念のために受けておきました。
任意で接種することが可能な予防接種ですので、ご自身の判断で接種されるといいでしょう。
8回目の検診(妊娠31週)
- CTG
- 経腟エコー
- 血液検査(B型肝炎ウイルス)
本来なら2週間もしくは4週間後の検診だったのですが、前回の検診で子宮頚菅が短かったため、念のため前回から1週間後に検診を行いました。
前回の検診からずっと家に引きこもってベッドに横になっていたためか、子宮頚菅が3cmに伸びていました。
週数的にも3cmあればいいという医師の判断でしたが、私は37週の正期産が来るまではできるだけ無理はしないようにしました。
9回目の検診(妊娠34週)
- CTG
- 医師の指による膣内検査
- 腹部エコー
- 血液検査(GBS)
この日は産婦人科では3回目の腹部エコーもありました。
その際に赤ちゃんのだいたいの体重も教えてもらい、エコー写真もいただきました。
また、前回までは機械で子宮頚菅の長さを測ったりしていましたが、今回から医師の指を膣内に突っ込まれ、子宮口が開いているかなどを検査されました。これがまた痛かったです……。
任意で行ったGBS(ドイツ語ではGBSもしくはB-Streptokokken Abstrich)と呼ばれる血液検査もしました。
これはB群溶血性連鎖球菌を保有しているかどうかの検査です。
もしこの検査で陽性が出た場合は、分娩時に抗生物質の点滴をする必要があります。
10回目の検診(妊娠36週)
- CTG
- 医師の指による膣内検査
前回に引き続き、今回も医師の指で子宮口が開いているかどうか確認されました。
前回程痛みはなく、あれほど子宮頚菅が短く心配だったにも関わらず、臨月に入った36週でも子宮口は閉じたままでした。
11回目の検診(妊娠38週)
- CTG
- 医師の指による膣内検査
- 腹部エコー
日本では、23週までは4週間に一度、24週~25週までは2週間に一度、そして36週からは1週間に一度の検診が多いようですね。
もちろん病院によって頻度は変わってくるのだと思いますが、正期産に入ったにも関わらず、今のところ何も問題がないとのことで私は36週の後の検診が2週間後になりました。
確かに、臨月に入るともうしっかり見るところもなく、あとは無事生まれてくるのを待つだけですもんね。
ただ、死産もありえますし、逆子や前置胎盤など他の問題も出てくる場合があるのでCTGや毎回の検診は大切になってきます。
今回の検査で、子宮口がすでに2~3cm開いており、赤ちゃんの頭もしっかり下に下がってきているようでした。
そのため、出産時のだいたいの体重を測るために腹部エコーも行いました。
30分のCTG中に2回前駆陣痛が計測されていました。
出産予定日まではCTGや医師の指による膣内検査、もし出産予定日を超えてしまう場合は2日に1回の検診で羊水の量も定期的に検査される予定でした。
私の場合、出産予定日の1日前に検査の予定をしていましたが、実際には予定日より1週間早く出産することとなり、11回目の検診が最終検査でした。
3. 追加検診

NIPT (新型出生前診断)
NIPTというのは、新型出生前診断と言われているもので、血液検査により染色体に異常がないか検査します。
その際、子どもの性別が女の子か男の子かという性別を確定することも可能でした(任意)。
性別確定検査には13ユーロかかりましたが、染色体から性別を確定するため比較的正確なのと、早い時期から性別が分かったのでよかったです。
21トリソミー(ダウン症)検査
妊娠11~13週最終日の間に行う任意の追加検診です。
ドイツ語では、Nackenfaltenmessung (Ersttrimesterscreening)と呼ばれています。
21トリソミーは腹部エコーによる検査になるのですが、腹部エコーを受ける前に事前に血液検査(PAPP-Aおよびf-ß HCG)をしておく必要があります。
私の通っている産婦人科では21トリソミー検査は行っていなかったため、専門の医療機関で行いました。
この検査では、赤ちゃんの主に首の後ろ側にある空間の幅を図ることで、ダウン症があるかどうかを診断します。
血液検査は約50ユーロ、腹部エコーの検査は無料でした。
精密検査(Feindiagnostik)
妊娠22週の時に、21トリソミー検査を行った医療機関で赤ちゃんの臓器などに異常がないかの検査を行いました。
頭から足、心臓や腎臓などの臓器まで、腹部エコーで詳しく診てもらえます。
最新の病院なら3Dや4Dの写真ももらえたりします。私が通った医療機関では動画と写真をその日のうちにメールでもらえました。
ちなみに、この精密検査も無料でした。
2回目の血糖検査
妊娠26週(6回目の検診)の時に血糖検査を行っていたのですが、そこでの数値が高かったため、精密な血糖検査を行うこととなりました。31週の時に行いました。
2回目の場合、前日の夜から検査の時まで水以外の飲食は禁止で、甘い液体を飲んで3回血液検査を行います。
詳しい流れとしては、
1回目の血液検査 ➡ 甘い液体を飲む ➡ 1時間後に血液検査 ➡ 2時間後に血液検査
です。
結果は後日知らされるのですが、この検査でも数値が高い場合は「妊娠糖尿病」と診断され、糖分を控えたりなど食生活に制限がかかったりします。
妊娠糖尿病は妊娠が終わればなくなる人も多いようですが、将来的に糖尿病にかかりやすくなるとも聞いたことがあります。
また、妊娠糖尿病にかかると妊娠高血圧症候群にもかかりやすくなる可能性もあるため、妊娠中の食事は糖尿病の有無に関係なく気を付けていた方がいいと思います。
なお、私はこの2回目の血糖検査では数値は高くなかったようで、幸い妊娠糖尿病ではなかったようです。
まとめ
今回は、私が妊娠10ヶ月間で経験した妊婦検診や追加検診について紹介しました。
妊娠中のメンタルや、他にも出産準備についても、後日記事にしていけたらと思っています。
ただ、出産や育児により余裕な時間がとれないのも事実です。時間と体力の余裕のある時に更新していけたらと思っています。
ドイツでの妊娠・出産は、日本で経験するより辛い面があるかもしれませんね。
当記事・当ブログがみなさまのお役に立てれば幸いです。
よければ今後も読んでいただけると大変うれしく思います。