こんにちは、みなさん。
みなさんは海外でホームレスや野宿したことはありますか?
もしくは1日でも数ヶ月でも、ホテルすらなく屋外で過ごさなければいけなかったという経験はありますか?
実は私は一度だけホームレスならぬ野宿を海外でしたことがあります。
まぁ泊まる場所がなく途方に暮れた夜があったというだけのお話なのですが、今日はドイツのワーホリ時代に起きた笑えるようで笑えない話をしてみたいと思います。
海外旅行に行かれる際に参考になりそうなポイントも記載しています。
よければ最後までご覧ください☺
目次
物語の始まりは2016年9月にオーストリアにあるウィーンに一人で旅行に行った時です。
当時私はドイツでワーホリ(ワーキングホリデー)をしていて、もうすぐ日本へ帰国する予定だったのでヨーロッパ各地に旅行に行っていました。
ドイツと言えばヨーロッパの中心!
ドイツにいる間にたくさん旅行してヨーロッパを見ておきたいなと思って有名なところはほぼ訪れました。
その中での1つの旅先が、オーストリアのウィーンだったのです。
実はウィーンに行く前にイタリアのローマとヴェネツィアにも行っていて、その旅の延長線でウィーンにもよっていたのです。ウィーンには1泊しました。
美味しいものもたくさん食べて、これで満足して帰れると思った矢先。私の予約していたバスが遅延…。
当時貯金を崩してドイツで生活していたため、利用していた交通機関は格安のバス。
ヨーロッパ在住の方ならご存じの方多いと思いますが、「Flixbus」という長距離格安バスがあります。当時はまだ「Mein Fernbus」という名前の時でしたが、システムは同じです。
プラハ行きのバスが予定より1時間10分遅れてきました。
ウィーンからプラハまで、そしてプラハからドイツのライプツィヒに行くためのバスに乗り換えるはずだったのです。どちらも同じFlixbusでした。
まぁ遅延はあるだろうと想定はしていたものの、さすがに1時間半以上は…なんて甘い考えもありました。
乗り換え時間に1時間半の余裕を持っていたし、旅行で移動ばかりしていたのでそれ以上乗り換え時間に時間も使いたくないという思いも実はありました。
まぁその考えが甘かったんでしょうね。
1時間10分遅れてウィーンを発車したバスは、走行中も遅延を積み重ね、プラハに着いたのがちょうど乗り換えるはずのバスが出発する5分前。
でも私、焦っていたのか間違ったバス停で降りてしまったんです(;´Д`A 💦
今はどうなのかわかりませんが、当時Flixbusが停まるバス停はプラハに2箇所ありました。
焦っていた私は1つ手前のバス停で降りてしまったのです。そして気づいた時には乗っていたバスは発車していなくなっていた。
運よくもう一つのバス停まではあまり遠くなかった。
タクシー使って正しい方のバス停まで超飛ばしてもらえば間に合うんじゃ?と思い、目の前にいたタクシーにお願い。
でも、プラハの通貨はユーロじゃないんですよね。
ユーロしか持ち合わせがなかった私は、「もう終わった…」と半ば魂が抜けかけてましたが、タクシーの運転手さんが20ユーロで走るよ!って言ってくれてユーロでもタクシー出してくれました。
間に合うかどうかもわからないのに、しかも20ユーロって後から考えたらかなり高い金額払って、私ってバカやな~ってもう情けなくなりました。
すごく飛ばしてくれたタクシーのお兄さんのおかげで、出発の1分前にはバス停に着いた。でも、乗るはずのバスがなかった。
念のため他の番号の停留所に停まってるバスも確認したけど、私の乗るバスじゃなかった。
え…ギリギリとはいえまだ1分あるんだけど…?
怒りと焦りが入り交じり、国際電話になるけどFlixbusに電話。
すぐ出てくれて確認してくれたのだけど、バスはもう発車済みで、私がそのバスに乗ってることになってますけど?って言われた。
はぁぁぁぁああ!?
実はこの、乗ってないのに乗ってたことにされたの初めてじゃないんです。
デュッセルドルフからハイデルベルクに行く時も、出発時間前に発車しておいて乗車していることにされていた。
明らかに外国人の名前だからクレームも入らないと思ったのだろうか…?
プラハ→ライプツィヒの分はドイツ人の友人(今の旦那)が文句言ってくれて返金してくれた。
デュッセルドルフ→ハイデルベルクの時は自分で電話して、怒りに任せクレームいれたら返金してくれた。
というわけで、私は乗り継ぎのバスには間に合わずとりあえず途方に暮れることに。
もう発車してしまっているのならいくら文句言っても仕方ない。
返金してもらって次のバスに乗ろう、と思ったのですがここはプラハ。インターネット、ない。
とはいえ、大き目なバス停留所だったのでサービスカウンターとかがあった。
それに無料のWi-Fiがあったのでネットでも予約できそうだった!でも停留所が閉まるまであと数分だった。
最悪なことにその時の時間は夜の21時前。
調べてみたら、次のバスは日が変わった朝の4時半まで来ないことが分かった。
そして予約もし切れず、停留所から出るように~閉まります。って警備員さんに追い出された。
…つんだ。
これはホテルを探す方が先手か、どうにか次のバスを…それか電車か?
そのバス停からドイツまで出る駅は遠かったし、さっきタクシーで20ユーロ無意味に飛んで行ったし、ホテルといってもどこにあるのかわからないし。
サービスの終わった停留所付近はもう真っ暗で希望が何もないようなところだった。
なんとか停留所のWi-Fiを拾えないか門の近くギリギリまで行ったらかろうじて拾えたのが救いだった。
とりあえず今の旦那である当時の友人にLINEして事情を伝え、次のバスを予約してもらった。
次のバスを予約してもらったのはいいものの、朝の4時半まで行く場所も泊まるところもなくただふらつく1日ホームレスと化した。
近くにバーみたいなのが1軒だけあったけど、女子一人で夜中に行くのは怖かった。
しかも最悪なことに、プラハでの通貨がないからトイレも使えないし何も買えない。
9月とは言え、夜中のプラハは肌寒くって、薄い上着しか持っていなかったから震えながら過ごした。
気晴らしにと少し歩いていたら、ホームレスの先輩がいた。
外で寝たり過ごしたりするのは、いくら暖かい時でも辛いだろうなと前から思ってはいたけど、自分が実際にそのような状況になると身に染みて分かった。
楽しかった旅行とは裏腹、私はなぜプラハで野宿することになってるんだろうと思い情けなくもなり。でも泣くほどではなかった。
ドイツでのワーホリやヨーロッパの旅行で、色々なものを学び、捨て、行動する勇気を得たからだ。
とりあえず夜のプラハ探索。
でも田舎な場所だったから本当何もなくて、というか暗くて見えなかっただけなのかもしれないけれど、散歩もあきらめて停留所の近くでひたすら時間を潰した。
翌日の4時半になり、始発だからか時間通りにバスが来た。
眠たいはずなのに疲れすぎて眠れない。
ライプツィヒについたららもう朝の7時だった。ライプツィヒについても、家まで歩いて20分かかる距離だった。
節約して過ごしていた私だけど、その日ばかりは路上電車使って帰った。
帰宅したら安心からか、日本にいる家族に電話したくなり電話した。そしたら眠気もなくなってしまい、結局夜まで寝なかった…。
ドイツでは電車の遅延がとても有名ですが、実は長距離バスも常に時間通りとはいかない。特に国をまたぐと遅延が大きい気がする。
そのため、日本で旅行する時と違って時間に余裕を持った計画をしなければいけません。
私はこれまでも遅延を経験してきましたが、さすがに野宿しないといけなくなったという経験はこれが初めてでした。
どれだけ日本の交通機関が優秀なのか、海外に来るとその有難みがわかるようになります。
ドイツに完全移住した今、そして下積み時代を終えこれから貯蓄や家庭を築いていく段階に入った私達。
交通機関には節約しないようになりました。
みなさんも海外へ旅行行かれる際は、時間に余裕を持って旅行されることをおすすめします。
当時の私のように節約していたら、野宿するはめになるかも…?!笑
最後まで読んでいただきありがとうございました!
当ブログでは海外移住や海外生活、国際結婚などの海外に関する記事と、主にHSPに関連したメンタル系の記事を書いています。
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