こんにちは、みなさん!
ドイツ在住のMizukiです☺
先日、ライプツィヒからベルリンに行く時にFlixtrainという格安電車を利用しました。
実はこのFlixtrainは2017年からあったのですが、初めは大都市にしか止まらなかったり、私が住んでいるライプツィヒのような中規模の町には走っていなかったのです。
ただここ数年前からライプツィヒにも止まるようになり、今回利用するタイミングが合ったので利用してみました!
当記事では、この格安電車を利用した感想、メリット・デメリットをご紹介したいと思います。
ドイツやヨーロッパ在住の方、また旅行に来た際に参考にしてみてください☺
目次
Flixtrainとは
Flixtrainは、Flixtrain GmbHという会社が提供している格安の急行電車です。
2017年からサービスを提供されており、年々走行する区間を増やしています。
2022年5月現時点ではドイツの下記区間の運行のようです。
大都市にはだいたい止まりますが、小さな駅とかには止まらないので、長距離移動をする時に利用できます。
オンラインから予約が可能です。
こちらのリンク↓から、FlixtrainおよびFlixbusの運行を調べたり予約できます。
Flixtrainは格安電車ですが、Flixbusという同じ系列の会社が運営している格安バスというのもあります。
このFlixbusはFlixbus DACH GmbHが運営している格安高速バスで、停留所もたくさんあり、運行本数もかなり多いです。Flixbusのデメリットとしては、走行時間がFlixtrainに比べて長いことでしょうか。
当記事ではバスの方ではなく、格安電車のFlixtrainを詳しくご紹介していきます。
Flixtrainのメリット
Flixtrainの最大のメリットといえば、やはり「格安」であることです!
私がライプツィヒからベルリンに移動した際にかかったチケット代は、なんと9.99ユーロ!
日本円にして約1300円(1ユーロ130円)くらいです。
どれくらい安いのか、ドイツ鉄道「Deutsche Bahn」と比べてみます↓
Flixtrainの場合
(例)ライプツィヒ→ベルリン:9.99 ユーロ
※ ただし、発車日に近くにつれ高くなります。それでもDeutsche Bahnより安い。
Deutsche Bahn (DB) の場合
(例)ライプツィヒ→ベルリン:一番安い時で 19.99 ユーロ
高い時は 50~90 ユーロ
1週間前にオンラインで予約した場合の平均は 30 ユーロ
私がDeutsche Bahnを利用する際は1週間前にオンラインで予約するので、いつも30ユーロほど払います。
前回急な予約をしないといけない時があって、発車前日の夜にDeutsche Bahnで予約した際は40ユーロ(ライプツィヒとベルリン間)でした。
Flixtrainでも、日にちが近づくにつれ価格は高くなっていきます。
同じ区間でも前日予約とかになると15ユーロや24ユーロまで上がっていました。それでもDeutsche Bahnに比べたら断然安いです。
もう一つのメリットとしては、座席指定予約をしなくても座席が決められているので空いている席を探す必要がないことです。
Flixtrainでも有料ですが座席指定して予約することもできます。これは、特別にある座席に必ず座りたい!という希望がある方のみオプションでできるものです。
友達と隣同士で座りたい場合、絶対窓際がいい!などの希望の場合にご利用されるといいと思います。
オプションをつけずに予約した場合、ランダムで座席が決められます。座るところはどこでもいいという方はこちらで予約して問題ありません。
座席指定しなくても、予約した際のチケットにご自身のワゴン番号と座席番号が書かれています。
なぜ座席が決まっているのがどうしてメリットになるのか説明したいと思います。
チケットが高めのドイツ鉄道Deutsche Bahnの急行電車(ICE)では、座席指定せずに予約した場合、自分で空いている席を探さないといけません。
比較的乗客が少ない時間帯の電車なら問題ありませんが、混み合う時間帯の電車の場合、空いている席を見つけるのが大変なのです。
Deutsche Bahnの場合、予約された席であれば区間名が書かれています。逆に指定席でない場合、「—–」や「ggf. reserviert」「Bahncomfort …」といったことが通路側の席横に表示されています。
「——」だと確実に空席なのですが、「ggf. reserviert」や「Bahn Comfort」といったものが書かれている場合、もしかしたら後で席移動しないといけない場合があります。
「ggf. reserviert」は「もしかしたら予約されている」、「Bahn Comfort」は「Bahn Comfortというカード(有料)を持っている人優先」という意味です。
混み合った電車の場合、この空いている席を探すのが本当に面倒なんです…。
予約していない人同士の席の取り合いになってしまうので、電車に乗り込むのも我先にという感じになる。
それに比べ、Flixtrainの場合は、そういった席の取り合いの心配がありません。
チケットに書かれているワゴンと席を探せばいいだけなので、焦って乗り込む必要もありません。
Flixtrainのデメリット
Flixtrainは格安なだけに、Deutsche Bahnに比べると車内が簡易に作られているように感じました。
私が実際に乗った時に撮った車内の写真です↓
さほど問題となる程ではありませんでしたが、Deutsche Bahnより座席間・通路が少し狭めかなと思います。
Flixtrainだとライプツィヒからベルリンまでは約1時間8分で行けるのですが、この45分を過ぎた辺りから少し乗り心地が悪く感じました。これはDeutsche Bahnではなかったような気がします。
でも価格から見て、かなりコスパがいいので短い距離の利用とかなら絶対Flixtrainを選ぶと思います。
私が前回利用した時に感じたのが、車内がうるさかったことです。
これは乗客による騒音ではなく、電車の走行の音です。窓が開いていたので更にうるさく感じたのかもしれませんが、おそらく窓が閉まっていても電車が走る音は聞こえてきそうです。
Deutsche Bahnは高いだけに、車内はやっぱり静かです。
FlixtrainはDeutsche BahnのⅠCEと同じく速く走る電車です。
電車の作りが違うのか、Flixtrainは走行中結構揺れました。実験にペットボトルの水を立てて座席についている机に置いてみました。
Deutsche Bahnでは少し滑ることはあるものの、倒れることはまれです。
Flixtrainの場合、結構横揺れが激しいため倒れます。そのため、立てておけません。
また、かなり速く走っているのに揺れるため、しかも騒音も大きいため、脱線しないのか心配になりました。
感覚としては、飛行機が飛び立つ時のあの騒音と速度。
ジェットコースターとか苦手な人とかはもしかしたら怖いと感じるかもしれません。私はジェットコースターが苦手なので怖いと感じた瞬間が何度かありました…。
でも、そう簡単に脱線することもないでしょうし、コスパを考えるとタイミングさえあえばまた次回も利用すると思います。
電車の快適度として、バス<Flixtrain<Deutsche Bahnという感じです。価格も同じく比例しています。
Flixtrainを利用した感想
今回初めてFlixtrainを利用したのですが、トータルで見ると「よかった」です。
何より価格が安いところと座性が決まっているところが魅力でした。
ちなみに、Deutsche Bahnに比べると本数がかなり少ないです。
現時点ライプツィヒからベルリンまで1日2~3本くらいしかありません。他の都市や区間によるともしかしたらもっと少なかったりもっと多かったりするかもしれません。
気になる遅延についてですが、本数が少なくても遅延が起こることはあります。
私が乗った電車の場合、駅には15分前に到着し乗車することができたのですが、8分程遅れて発車しました。でも到着時間は予定通りだったので結局遅延はありませんでした。
でもこれも状況によると思いますので、Flixtrainだから遅延しないとは思わない方がいいです。Deutsche Bahnと同じ線路を使ってそうですので、遅延する可能性はあると思います。
もし私がまたFlixtrainを利用する機会があれば絶対利用すると思います。
思っていたよりも快適だし、車内も綺麗だった。本数が少ないためまだ選択肢が少ないところは残念です。
最後に …
みなさんはFlixtrainを利用されたことはありますか?
格安バスで有名なFlixbusをご存じの方は多いかと思いますが、Flixtrainも数年前からあって走行範囲を広げています。
私のように、タイミングさえあえばぜひ利用してみてはいかがでしょうか☺
当ブログでは、海外移住や国際結婚、HSPをメインとしたメンタル系の記事を書いています。
記事の更新はツイッターにて行っていますので、まだフォローされていない方はこの機にフォローお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。