こんにちは!ドイツ在住のMizukiです。
ドイツに住んで約4年が経ちました。
私は2018年6月からドイツに住んでいるのですが、実は以前にも1年間だけワーキングホリデーでドイツに住んでいたことがありました。
2015年~2016年のことです。
2015年にワーホリでドイツに来る前、日本でドイツ語を独学で勉強していたことがあります。
日本でもできるドイツ語の独学については別記事で詳しく紹介しています。
独学に最適なドイツ語のテキストをご紹介していますので、よければ「日本でもできる、独学でゼロからドイツ語習得!ドイツ語初心者さんにおすすめの本と勉強法」の記事も参考にしてみて下さい。
日本でもできる、独学でゼロからドイツ語習得!ドイツ語初心者さんにおすすめの本と勉強法独学でドイツ語を勉強する時、どんな辞書や単語帳を使えばいいのかわからないことってありませんか?
辞書は辞書でも、和独‐独和辞典がいいのか、独独辞典がいいのか……
そうそう。それに、紙タイプの辞書か電子辞書でも悩むよね。
初めて独学で外国語を勉強しようとすると、勉強法が分からないことが多いと思います。
特に私は形から入りたいタイプだったので、まずはドイツ語のテキストと辞書、単語帳を買うことから始めました。
ドイツ語学習に何年もかかる人もいれば、短い期間でもドイツ語を習得する人もいます。
私は、かなり早かったわけではないですが、集中して勉強した時期があったおかげで、割と早めにドイツ語を理解したような気もします。
2018年にドイツに来てから2年後、ドイツ語で職業転換訓練(Umschulung)をし、資格を取得しました。
現在の私のドイツ語はC1レベルです。
職業転換訓練(Umschulung)については別記事を参照ください。
ドイツで新しい職業にチャレンジ!Ausbildungと同じ資格が取れる、2年間の職業転換訓練(Umschulung)について
前回の記事では、「おすすめのテキスト・ドイツ語初心者のための勉強法」を紹介しました。
当記事では、私がドイツ語を勉強していた時に使っていた「辞書・単語帳」を紹介したいと思います。
- ドイツ語の辞書を買いたい人
- 辞書選びで悩んでいる人
- 効率的にドイツ語を勉強したい人
- どうやってドイツ語を勉強したらいいのかわからない人
目次
辞書選びのポイント
1. 和独・独和辞典 vs 独独辞典
まず、和独・独和辞典を使うべきなのか、それとも独独辞典を使うべきなのかという問題です。
結論から言います。
ドイツ語初心者さんは、和独・独和辞典を使うことをおすすめします。
なぜ、和独・独和辞典がおすすめなのかというと、
- 日本語で理解した方が速いから
- 調べる時間を短縮できるから
- ドイツ語⇨ドイツ語の場合、分からない単語が出るたびに調べる必要があるから
とくに③つ目の理由が明確でしょう。
独独辞典では、ドイツ語からドイツ語で調べることになります。
知らない単語を調べているのに、調べた先でまた知らないドイツ語の単語が出てくるということが多々あります。
他の単語を調べている内に、もともと調べたかった単語を忘れてしまいそう……
また、ドイツ語からドイツ語で調べると、理解力が低い場合があります。
「なんとなく」わかった状態だと、いつまでたっても身につきません。
それに、なんとなくで覚えたものは、のちのち自信を持って使うことができません。使うことができなければ、勉強する必要もありません。
独独辞典を使うのは、ある程度ドイツ語力がついてからがおすすめです。
個人差もあると思いますが、独独辞典はドイツ語レベルB2以上から使うといいと思います。
B2レベルを終えてからは、語彙を増やすことが大切になってきます。独独辞典では例文が書かれていたり、同意語なども載っているので、語彙を増やすには最適です。
そのため、ドイツ語初心者さんは、和独・独和辞典を使うようにしましょう!
おすすめの「和独辞典」と「独和辞典」のリンクを以下、貼っておきますね。
2. 電子辞書 vs 紙の辞書
次に、電子辞書か紙タイプの辞書を選ぶべきなのかというところについて言及していきたいと思います。
結論からいうと、「電子辞書」がおすすめです。
なぜ電子辞書がおすすめなのかというと、調べたいことをすぐ調べられるからです。
紙タイプの辞書だと、目的の単語を見つけるまでに時間がかかります。
もし調べたい単語が見つからなかった時、紙タイプの辞書だとかなりの時間を無駄にしてしまいますよね。
また、電子辞書は持ち運びが簡単です。
もしドイツに渡航するとなった時、重たいのは紙タイプの辞書です。しかも、和独・独和辞典の両方を持っていくとなると、尚更重さは2倍に。
電子辞書だと、他にも機能があるため、ドイツ語以外のことも調べられたり、旅行で使えるドイツ語などの別コンテンツも入っていたりします。
でも紙タイプの辞書の方が、単語が頭に残りやすいって聞いたことあるよ……。
私も聞いたことある!調べながら覚えるっていう方法……。
「電子辞書で調べたものはすぐ忘れてしまう」ということを聞いたことがある人もいらっしゃるかもしれません。
私はそれには同意できかねるところがあります。
なぜなら、電子辞書だろうと紙タイプの辞書だろうと、単語は反復して覚えないと忘れてしまうからです。
紙タイプの辞書で調べる時間を使うくらいなら、電子辞書で調べて何度もその単語を書いて覚える方がよっぽど効果的だと思います。
私は独学でドイツ語を勉強していた時からずっと「電子辞書」を愛用しています。
電子辞書を持っていてよかったなと思うことは、
- ドイツに渡航する時に荷物が軽くすんだ
- 語学学校の授業中分からない単語があった時にすぐに調べることができた
- 発音が分からない単語はすぐ確認できた
- 単語によれば例文も載っているので、使い方も学習できた
- 入力した文字に当てはまる単語すべてをリストで出してくれる(下:写真左側参考)
電子辞書の便利なところは、関連のある単語も提案してくれるところです。
たとえば、「まく」という言葉をドイツ語で調べたいと思います。
日本語の「まく」には様々な使い方がありますよね。
日本語の場合は漢字が違うことで意味の違いを表現できますが、ドイツ語では全く異なった単語を使って表現します。
「庭に水をまく」なら gießen を使うし、「肥料をまく」なら streuen を使ったりします。
こういった少しの違いは、ドイツ語上級者でないと分からないと思います。
でも、電子辞書はしっかりこういった違いも提案してくれているので、どんな時に何を使うのかが明確です。
さらに電子辞書が便利なところは、例文がのってるところです!
写真に記載されている例文「den Garten gießen」で庭に水をまくという言い回しを覚えられるし、「den」と書いてくれているので、この場合は4格(Akkusativ)だと理解することもできます。
電子辞書で調べたものは、オリジナルの単語帳に書いて、何度も覚えるようにしましょう。
次の項「おすすめの辞書」では、私が実際に使っていた電子辞書を紹介しています。
また、「おすすめの単語帳」では、私の単語帳を公開したいと思います。
おすすめの辞書
おすすめの電子辞書は、CASIOの電子辞書ドイツ語モデルです。
私が持っているのは少し型が古いものですが、CASIOの「Ex-word XD-U7100」です。
2015年以前に買ったものなので、おそらく同じ型のものは現在購入できないと思います。
2022年時点でも買える、同じようなドイツ語モデルの電子辞書を調べてみました。
私が持っている電子辞書とほぼ変わりがなさそうですので、こちらを購入されるといいでしょう。
このCASIOの電子辞書ドイツ語モデルがなぜいいのかというと、
- 和独・独和辞典の両方が使える
- 独独辞典も利用可能
- ドイツ語学習におすすめの本も使用可能
- タッチパネル
- 広辞苑や他の言語も少しなら調べられる
- 日英・英日辞典も搭載
- 音声機能があるため発音を聞ける
- 追加コンテンツのダウンロードが可能
- 自分の声を録音できる機能あり
紙タイプの辞書ではできないことが、電子辞書にはたくさんありますね。
これからドイツ語を頑張りたいという方は、ドイツ語モデルの電子辞書を選ぶようにしてください。
おすすめの単語帳
それでは、おすすめの単語帳を紹介したいと思います。
単語帳は、自分で作るオリジナルのものを使うことが大切です!
特に女性の方は、ノートを綺麗にまとめる方が多いと思います。
私もノートにまとめることが昔から好きだったので、単語帳もノートを使っています。
こちらが私が実際にドイツ語を勉強していた時に使っていた単語帳です。
ドイツ語には「男性名詞(der)・女性名詞(die)・中性名詞(das)・複数形(die)」があります。
私の場合、男性名詞には青色、女性名詞は赤色、中性名詞は緑色、そして複数形は黄色と色をつけていました。
また、ドイツ語の横には日本語を書いているのですが、使い方が分かりにくい単語や言い回しがある場合、下に例文も書いたりしていました。
これらの単語帳に載っている単語は、全て電子辞書で調べた結果を書きだしたものです。
ただ書いただけでは字の練習になってしまうため、毎日この単語帳を初めから最後まで読み返したり、読み上げたり、紙に書き写したりしていました。
単語は何度も反復して覚えることがとても大切なのです。
単語帳って、ノートじゃなきゃだめ?単語カードでもいいの?
学生の頃によく使っていた、ペラペラめくって覚える単語カードってありますよね。
もちろん単語カードで覚えても大丈夫です!
単語カードだと順番を並び変えることができるので、ランダムに単語を覚えることができるのでおすすめです。
唯一デメリットがあるとすると、単語カードが増えるたびにかさばることです。
ドイツでは単語カードを手に入れることが難しいし(穴のあいていないものならある)、留学などでドイツに来られる方は引っ越しが多くなると思いますが、保管・持ち運びが大変になるというデメリットはあります。
そのため、私はいつもCASIOの電子辞書とノート(単語帳)を持ち歩いていました。
まとめ
当記事では、私がドイツ語学習の時に使っていた時のグッズ(電子辞書・単語帳)を紹介しました。
電子辞書は紙タイプの辞書に比べて少し価格が高いですが、本気でドイツ語を勉強したいと思っている方は「電子辞書」を購入してくださいね。
初めの投資が少し高くなりますが、それだけの価値は本当にありました。
ドイツ語レベルがC1になった今でも、まだまだ知らない単語はたくさんあります。
そのたびに私も電子辞書を使用しています。
翻訳アプリや和独辞典というサイトもありますが、正確な結果が返ってこないことも多いです。
どうせ勉強するなら間違えずに勉強したいですよね。単語の検索は、「アクセス和独辞典・独和辞典」のような公式の辞書を使うようにしましょう!
ドイツ語は難しいですが、話せるようになると楽しいと思える瞬間もあります。
これからドイツへ行きたい!ドイツ語を始めたい!という方のためにも、今後も私の経験から情報を発信していきたいと思います。
ドイツ語学習のアドバイスとなるようなことも今後書いていこうと思っています。
ブログ更新が分かるように、ツイッター(@okmizuki_de)のフォローを忘れないようにお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。