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経験者による、職業訓練(Ausbildung)や職業転換訓練(Umschulung)のためのベストな勉強方法


Mizuki
Mizuki

こんにちは、みなさん!



またまたやってきました、職業訓練・職業転換訓練のお話です。

今回のテーマは、「職業訓練(Ausbildung)や職業転換訓練(Umschulung)中にできるベストな勉強方法」です。


筆者のことやAusbildung・Umschulungって何?という方は、まず以下の記事をご覧ください↓

ブログ「Life of Mizuki」開設!読者の皆様へ~自己紹介とブログ紹介~ ドイツで新しい職業にチャレンジ!Ausbildungと同じ資格が取れる、2年間の職業転換訓練(Umschulung)について 職業訓練(Ausbildung)と職業転換訓練(Umschulung)どっちするべき?ドイツ商工会議所(IHK)の資格を取ろう!


私はドイツに住んでおり、2020年8月から職業転換訓練(Umschulung)というものをしています。

これは前職が何らかの事情によって継続できなくなった人が、他の新しい職業に挑戦できるという制度です。


似たような制度で、職業訓練(Ausbildung)というのがドイツにはあり、こちらは前職関係なく、新しい職業に挑戦したい!という人のための職業訓練となっています。

Mizuki
Mizuki

訓練の応募先や訓練の過程が異なったりするのですが、最終的に取得できる資格は同じもの。そのため、ここではだいたい同じものとしてとらえてもらって大丈夫です。


当記事では、これからAusbildungやUmschulungをしたい!という人や、現在訓練中だけどいまいち自分の勉強法に自信がない…という人のためにまとめたものです。

自分なりのベストな勉強法を確立できないまま、気付いたら最終試験を迎えていたなんてことがないように、ぜひ私のこの経験談(勉強法)も参考にしてもらえたら嬉しいです。


訓練中の勉強法


通常の職業訓練(Ausbildung)の場合、週の2~3日は企業で実践を、週の残りの日は職業学校で理論を勉強する形がほとんどです。中には、週単位で理論と実務が分けられてるところもあるようです。

職業転換訓練(Umschulung)の場合は初めの1年半は理論、残りの半年は実践という形です。

Ausbildungの方が勉強期間が基本的には長かったり(Ausbildungは2~3年間・Umschulungは2年間)、毎日理論を勉強するという訳ではないので、インプットとアウトプットがうまく分けられると思います。

Mizuki
Mizuki

私の場合は後者のUmschulungのため、毎日インプットすることがほとんどで新しい情報を頭でまとめるのがとても大変でした。


また、学んだ知識はその場限りにするのではなく、試験の日まで覚えておく必要があります。でも、ずっとインプットばかりしていたら、1年前に学んだことなんて頭から抜けてますよね…。

私の経験から、これなら授業も理解できて、効率よく試験対策が出来る方法をご紹介します。


1.早い段階から過去問を見て練習する

訓練中に学んだことやそのプロセスも大切なのですが、最終的にはやはり資格を取得したいですよね。

情報係
情報係

ここで言う資格と言うのは、IHK(ドイツの商工会議所)が発行する資格で、ある職業を修了した証となり、ドイツ国内ではこの資格があれば就職に有利なのです。


その資格を取得するためには、最終試験に合格する必要があります。最終試験は、筆記試験と口頭試験に分かれており、どちらも合格しないとこの資格を取得できません。


まず口頭試験に関しては、①「職業によっては試験日当日に課題を渡され、その場で発表しない」といけないというタイプがあります。

それとは逆に、②「事前に企業でプロジェクトを行い、プロジェクトで得た結果とともに論文の提出とプレゼンテーション+質疑応答」というタイプがあります。

もしかしたら他のタイプもあるかもしれませんが、私は後者②のプロジェクトのタイプです。

口頭試験のタイプ

① 試験当日に課題・質疑応答の場合

①の場合だとどんな課題・質問を出されるか分からないため、筆記試験と同じように出題されそうなものをメインに事前に勉強しておくパターンになると思います。

② プロジェクト・論文・プレゼンテーションの場合

②の場合だと、プロジェクトの結果をドキュメント(論文)にまとめ提出。プレゼンテーション+質疑応答(ドキュメントが合格点に達した場合のみ)なので、事前に出題されるものを予想して勉強する必要はないが、論文がかなり大変です。


職業や受験する地域によってはドキュメントの量が変わりますが、私のドキュメントは100ページにもわたり、ほぼ大学の卒業論文と変わらないものになりました。

現に、ライプツィヒのプログラマーで求められるドキュメントは大学の卒論と変わらない質を求められると聞きました。しかし、これは避けられないものなので、試験問題のタイプに合わせた勉強法をするといいと思います。


筆記試験に関しては、専門分野・共通分野・WISO(経済等の質問)という3つの構成になっています。

こちらも職業によっては変わってくる可能性があるので、一度調べてみて下さい。


このWISOは訓練の初めの頃は難しいと感じるのですが、これはだいたいの人が受かると思います。

Mizuki
Mizuki

難しいと感じる原因はやはりドイツ語で、日本語だったら当たり前のことを実は説明されてたりするんです。でも何故かドイツ語だと理解するのも難しいし覚えること多いから授業が難しく感じるんです。でも、試験のWISOは過去問やってたら80点以上も可能です!

WISOはドイツの一般知識+αという感じですので、ある意味語学の勉強にもなるかもしれません。


専門分野・共通分野が難関です。ただ、結構「過去問」というのが出回っていたりするのです。

この、過去問を早い段階から解いて、どんなものが出題される傾向にあるか把握するのがおすすめです。

比較的試験対策がしっかりしているUmschulungで行っているのは、だいたいこの過去問を使った試験対策です。


また、IHKという団体がこの試験を行っているのですが、試験問題のドイツ語がまた難しいんです。IHK-Deutschと言って、ドイツ人でも理解するのが難しかったりするので、何度も過去問を解くことによってIHKのドイツ語も同時に勉強できます。

Mizuki
Mizuki

私が試験であまりいい点を取れないのは、やはりこのIHKのドイツ語が原因でもあったりします。私がしているプログラマーの試験では、何度も読み返さないと理解できない問題も中にはあります。これが、ドイツ語非母国語である私には更なるハードルでした。理解できないと…問題を解けないのですから💦


一番のおすすめの勉強は、この「過去問を何度も解いて練習する」ことです。

インターネットで無料で手に入れられたり、過去問を販売しているところもあります。

試験前の数ヶ月前に始めるのではなく、遅くても1年前から始めることです。できれば、訓練を始めてすぐくらいから目を通しておくといいと思います。

始めは試験問題を見て投げ出したくなりますが、本当に出来るだけ早い段階で過去問を使って練習してください

何度も解いている内に、だいたいの出題パターンが分かってきたりと、メリットは本当にあります。

Mizuki
Mizuki

ちなみに、先日受けた筆記の最終試験に合格していました!

専門分野・共通分野・WISOの全てが合格点を上回っていて、予想以上の結果を貰えて大喜び。試験前には毎日1~2回分の過去問を解き続けていたので、時間配分や出題傾向の把握などうまくできた成果だと思います。

ただ、今回から過去問と変わった形式での試験となったため、過去問よりも難しく複雑な問題が出題されましたが、過去問をしていて全く損はありませんでした。


2.その職業に関する本を読む

職業学校や企業で学ぶ内容はその職業の全てではありません。

学校では限られた時間の中で、決められた範囲でしか勉強出来ないので、学ぶことは多いけれど残念ながらまだまだ学ぶことってあるんですよね。

特に学校で学んだことが実際の仕事で使えるとは限らないし、理論と実践って違っていたりする。


Umschulungの授業は確かに実践でも使えるものであったりしますが、IHKの試験内容が、なぜ今後の職業に必要なのか理解できなかったりします。

私のクラスメートはよくIHKの問題に文句を言っていました(笑)

この問題は無駄!これが出来たらかといって何になる~なんて。私も度々無駄な問題多いな~って思うことはありましたが、意味がないように感じても受けないとなんですよね。


その職業の知識をもっと深めるためにも、関連する本を読んでみるのもおすすめです。

私が初めの頃に買って読んでいたのはこの本です(プログラマーのAusbildung向けの本)↓

プログラマーのAusbildungのための本

約1300ページくらいのあるかなり分厚い本だったので、Ausbildungを始める前もしくは始めてすぐから読み始めないと読み切れない程の量です。

全てドイツ語ですが、Ausbildungで学ぶ範囲のものが詰め込まれているので、授業の補足として一緒に勉強することもできます。


3.日本語で同じテーマを探す


どうしても理解できないというものは、母国語で検索してみるのがおすすめです。

授業で学んだ内容など、余程ドイツ語にかなり自信があるという場合を除き、ドイツ語のみで理解するのは難しい場合があります。

中には、ドイツ語でしかない表現というものもあるかもしれませんが、日本語でも検索できるものであれば日本語で一通り内容を理解して、その後ドイツ語でもう一度勉強するのです。


私はUmschulungを始めた初めの頃、正直言って授業の理解度が低かったです。

帰宅してドイツ語で調べてみるも、調べた結果はわかっても内容を理解するのにまた苦労しました。

結局諦めて日本語で検索してみたら簡単に理解できました。一度日本語で理解したものは、ドイツ語で勉強しても早く理解できるようになるので、母国語で検索できるものは検索してみてください。


4.YouTubeの活用&インターネット検索


学ぶ手段は本やテキストだけではありません。

インターネットで関連する記事を読んでみたり、あとはYouTubeを活用することです。


例えば、私がしているプログラマーであれば「Ausbildung Fachinformatiker für Anwendungsentwicklung」と検索すれば、YouTubeで誰かが試験に関連するビデオをリスト化してくれていたりします。

本とかだと内容が頭に入りにくかったりするけど、映像が一緒だと尚更頭にも入りやすい。

うまくリソースを活用することをおすすめします。


最後に …


いかがでしたでしょうか?

私が一番おすすめする勉強法は、やはり「過去問を何度も解いて練習する!」です。

あと、過去問に近いようなテキストが売っていたりもするので、そういったものをAusbildungやUmschulungの最中に同時並行で勉強するのがおすすめ!


授業で分からないことがあっても、また何度か授業で出てくる可能性もあるし、完璧に全てを覚えることは難しいです。無理せずマイペースで勉強するのも、実は大切なことです。


私が訓練を通して後悔したことやこれから始めたい方へのアドバイスをまとめた記事も書いています。

よければこちらも目を通してみて下さい↓

これから職業訓練(Ausbildung)や職業転換訓練(Umschulung)を始めたい人へ伝えたい、私が訓練中に後悔した事とアドバイス


最後まで読んでいただきありがとうございました。


当ブログでは、海外移住や国際結婚、HSPをメインとしたメンタル系の記事を書いています。

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