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日本でもできる、独学でゼロからドイツ語習得!ドイツ語初心者さんにおすすめの本と勉強法


みなさん、こんにちは!

ドイツ在住5年目の Mizuki です。


実は私、2015年に一年間ドイツにワーキングホリデーに行ったことがありました。

そのため、日本でワーホリに向けて独学でドイツ語を勉強していた時期があります。

でも始めて外国語を勉強したため、勉強法を検索しては、結局何が一番自分に合っているのか分からず、いつまで経っても勉強を始められないという負の状況に陥っていたことがありました。


みなさんの中にも、こんな経験をしたことがある人いらっしゃるんじゃないでしょうか?


ドイツ語の勉強したいけど、何から始めたらいいか分からない!


そうそう。いつも勉強法を調べて、それで終わってしまってる……


外国語の勉強をしようと思っても、何から始めたらいいのか分からず、勉強法だけ調べて終わってしまったってこと、ありませんか?

実は、私もそうでした。勉強法に時間を費やし、本来の勉強に時間を使えずにいました……。


しかし、たまたま本屋さんで見つけたドイツ語の教科書をしていたおかげで、ワーホリでドイツに来てからのドイツ語の習得が早かったように感じます。

これからご紹介するの1冊さえあれば、「独学でも」ドイツ語レベルB1までは乗り切れるのではないかと思います。

さらに、先生なしでも基礎(文法)の部分もしっかりと学べていました。


当記事では、私がドイツに行く前にしていたドイツ語の勉強法と、そのおすすめの本をご紹介したいと思います。

この記事に向いている人
  • ドイツ語を独学で勉強したい人
  • ドイツ語初心者さん
  • 日本でも出来るドイツ語の勉強法を知りたい人
  • きっちり文法を勉強したい人


ちなみに、当記事でご紹介する内容はドイツ語レベルB1くらいまで対応できる勉強法です。

私はドイツ語を独学で勉強し始め、途中でドイツの語学学校でドイツ語の勉強したのですが、当記事で紹介する勉強法のおかげで、5ヶ月でB1*を習得できました!

* B1とは、ヨーロッパ言語共通参照枠(GER)に基づく6段階の評価基準です。

B1は3番目(中級の前半)にあたるレベルで、日常会話や身近なテーマで意見を述べたり、説明したりすることができます。詳しくは、ゲーテ・インスティテュートのホームページをご参照ください。


それでは、おすすめの勉強法をみていきましょう!


おすすめの教科書


英語ならたくさん教材あるけど、ドイツ語の教材って日本では本当に少ないですよね。

もし見つけたとしても、どの本がいいのか?と悩むものです。

誰かのお墨付きの「効率的に勉強できる教科書さえ知っていれば、手っ取り早いと思いませんか?

まずはそのお墨付きの教科書のご紹介と、それを使った勉強法を詳しくお伝えしていきます。


1. おすすめのドイツ語教科書

結論からお伝えします。

私が一番おすすめしているドイツ語の教科書は、「しっかり身につくドイツ語トレーニングブック」です。


この本の何がいいのかというと、インプットとアウトプットが同時に出来るところです。

インプットとは


情報を頭に入れること、つまり、文法や単語などの情報(知識)を身につけることです。「聞く・読む」がインプットにあたります。

アウトプットとは


頭に入れた情報を発信すること、つまり、身に着けた情報(知識)を使い外部に発信していくことです。「書く・話す」がアウトプットにあたります。


私のこれまでの経験から、外国語の習得で一番大切なのは、インプットとアウトプットをバランスよくすることだと学びました。

なぜなら、ただ文法や単語をひたすら覚えても、使えなかったら意味がなかったからです。

これは、パソコンを持っていても使い方が分からなければ、持っていても意味がないのと同じことです。


2. なぜインプット特化型がいけないのか?


多くの外国語の教科書は、「インプット」に特化しています。

つまり、たくさんの情報をただ詰め込んでいるだけの状態です。


たくさん情報が詰まっているなら、いっぱい学べていいんじゃないの?


確かに。でも、私は一気に情報詰め込まれても覚えられない気がするよ……


一見、たくさんの情報が書かれているとお得感を感じて「いい教材」と思われるかもしれません。

しかし、内容を理解し、身につけることができなければ意味がないですよね。

情報の多い教材は「専門書」と同じで、初心者には難しく適応していない可能性が高いです。


インプットに特化した教科書のメリットとデメリットをまとめてみました。


インプット特化型の教科書の場合

メリット

  • 情報量が多い
  • 細かい説明が書かれてある
  • 1冊で全てのレベルに対応していることが多い

デメリット

  • 覚えることが多く、頭に入ってこない
  • 実践で使う際に全て忘れてしまっている
  • 難しく感じ、中断してしまう可能性がある


外国語の学習において、情報量が多い方がいいのでは?と思いがちですが、実はそうではないのです。

特に新しい言語を学習する初めのうちは、覚えることがたくさんあります。

それを一気にしたところで、その場で覚えられ(た気になったとし)ても、数時間後にはもう忘れてしまっているということが多いのです。


インプット特化型の教科書として、「本気で学ぶドイツ語」があります。


実は筆者も持っています。しかし、こちらは初めてドイツ語を勉強する初めての本にはおすすめできません。


というのも、詳しい文法の説明があるのですが、ただ「読むだけ」になってしまう可能性があるからです。

こういったインプット特化型の教科書は、一通り「しっかり身につくドイツ語トレーニングブック」でドイツ語を終えた後に目を通すと、理解が増して効果的です。


ではどうやったら、短期間でも継続して覚えることができるのでしょうか。

それには、2つの方法があります。

  1. インプットとアウトプットのバランスを1対1にすること
  2. 反復して学習すること


ドイツ語の知識がゼロの人の場合、どうやってアウトプットするの?と思われるかもしれませんが、方法はあります!

次の節【「ドイツ語トレーニングブック」を使った勉強法】で、詳しく説明していきたいと思います。



「ドイツ語トレーニングブック」を使った勉強法


前節で「①インプットとアウトプットのバランスを1対1にすること、②反復して学習すること」が大切だと言いました。

まず、①のインプットとアウトプットのバランスについて、筆者のおすすめする「しっかり身につくドイツ語トレーニングブック」を用いて説明していきます。


1. インプットとアウトプットのバランスを1対1にする方法

インプットとアウトプットのバランスの取り方を紹介する前に、少し教科書のいいところをご紹介したいと思います。


この「しっかり身につくドイツ語トレーニングブック」の始めのページには、ドイツ語で使うアルファベットの紹介がされています。

ドイツ語で使う文字には、英語で使われている26文字にプラス3文字(Ä・Ö・ Ü)と1つの子音字(ß)の合計30文字があります。

A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z

Ä Ö Ü

ß


英語と違い、それぞれのアルファベットの読み方が異なります。

たとえば、Aは「エイ」ではなく、「アー」です。

ドイツ語の特徴は、ウムラウト(AやO、Uの上に2つの点々がついた文字)を使用することです。これの発音がこれまた難しいのです。


さらに、ドイツ語は次に来る文字によって発音が異なる場合があります。

たとえば、eiという文字が並べて使われていると、これは「アイ」と発音します。

他にも似たようなルールがあるのですが、発音のルールはドイツ語を学ぶ上で一番初めに勉強しないといけない分野です。


しっかり身につくドイツ語トレーニングブックには、それぞれの文字がどう発音するのか詳しく書いてくれています。

また、CDがついているので、実際のネイティブが発音している発音を聞くことができます。

これらは「インプット」にあたるのですが、ここでインプットで終わりにするのではなく、実際に自分で声に出して発音をしてみることでアウトプットも同時することができます。

筆者 Mizuki
筆者 Mizuki

おすすめは、自分の声を録音して、ネイティブの発音と比べてみることです!




この本の凄いところはそれだけじゃありません!

日本語からドイツ語に翻訳しながら学習。つまり、インプットとアウトプットが同時に!

しっかり身につくドイツ語トレーニングブックでは、まず文法の説明があり、説明のあった文法を用いて日本語からドイツ語に翻訳していく問題構成になっています。


いきなり翻訳?!初心者には難しいんじゃ……


そうだよね……。でも Mizuki(筆者)はそれでドイツ語B1習得したらしいよ!


いきなり翻訳?と驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、ご心配なく!

翻訳で必要な、初めて出てくる単語は事前に記載してくれています。

そのため、単語を調べているうちに忘れてしまった!ということを避けられます。


ちなみに、ドイツ語には男性名詞(der)、女性名詞(die)、中性名詞(das)の3つの「冠詞」と呼ばれるものと、複数形(die)があります。

これらも新出単語の横に記載してあるので、翻訳をしながら単語+冠詞も同時に覚えることができます。

筆者 Mizuki
筆者 Mizuki

似た文章を自分で作って書いてみるのもおすすめ!

たとえば、単語を変えて違う文章にしてみるとかですね☺


もうお気付きの方がいらっしゃるかもしれませんが、

インプットとアウトプットを取る一番の方法は、習得したことを実際に使ってみることです!


次に、②の反復して学習する方法を次の項【反復して学習する方法】で見ていきましょう。


2. 反復して学習する方法

語学の習得は、残念ながら一回で覚えられるものではありません。

何度も反復して覚えることにより、長期的に脳に書き込むことができるようになります。


その場で理解できても、僕は2時間後にはすぐ忘れちゃってること多いなぁ……(汗)

本当にそう。何か衝撃的なことが同時に起きない限り、頭に残ってないよね……。


では、何をどれくらい反復して勉強すればいいのでしょう?

1. 単語は何度も書いて覚える

まず、しっかり身につくドイツ語トレーニングブック」に出てくる単語は最低でも覚えるようにしましょう!

新しい単語が出てきたら、お気に入りの単語帳/ノートにリスト化することです。そして、それらを何度も学習してください。

できれば例文も横に書いておくといいです。単語は、使えてなんぼですから。

リスト化した単語は一度書いて終わるのではなく、毎日少しずつ、量を増やしながら同じ単語を覚えていきます。

筆者 Mizuki
筆者 Mizuki

お気に入りの単語帳/ノートを使うことが、実はとても大切です!

綺麗にまとめたノートって何度も見返したくなりませんか?単語帳もそれと同じで、反復学習したくなる単語帳を作ってみてください。


2.文法を理解し、何度も紙に書く

次に大切なことは、文法の説明をしっかり読み、実際に紙に書いて翻訳することです。

その際、答えが分からなくても、はじめは自分で考えるように努力してみてください。それでも分からない場合は答えを見て、どうしてこんな文になるのか「考えてみる」ことが大切です。

すぐに答えられなかった文は、2回以上紙に書いて、単語と文法をしっかり頭に植え付けるように覚えてみてください。

ただし、丸暗記はいけません!なぜ答えのような翻訳になるのかを理解した上で、問題を解いていくことが大切です。

筆者 Mizuki
筆者 Mizuki

ここでもう1つ!

答えは本に直接書かない方がいいですよ。なぜなら、この本を使ってもう一度反復する必要があるからです☺


3.最低2回は教科書をやり通す

しっかり身につくドイツ語トレーニングブック」を一通り終えたら、もう一度初めからやり直してください!

私はこの教科書を、ドイツへ出発する前までに最低2回はやりました。

なぜなら、初めの方で学んだことが最後には抜けてしまっているということが起こりえるからです。

二回目に学習する時は本に直接答えを書いてしまってもいいですが、問題の下に答えがあると、人間どうしても答えを見ようとしてしまいます。

筆者 Mizuki
筆者 Mizuki

二回でもまだ覚えられなかったという場合のため、また違う紙に書いてみるのもいいですよ。

一回目より間違いが少ないことに気づくかもしれません。



なぜ「しっかり身につくドイツ語トレーニングブック」がいいのか?


しっかり身につくドイツ語トレーニングブック」のいいところは、インプットとアウトプットが同時にできることだと言いました。

また、反復した学習も可能な構成のため、長期的に頭に残りやすいのでおすすめです。

ここで、しっかり身につくドイツ語トレーニングブックのいいところ・悪いところを簡単にまとめてみました。


トレーニングブックのいいところ・悪いところ

いいところ

  • 文法を身につけられる
  • 不規則動詞の変化を勉強できる
  • 格変化(1格・2格・3格・4格)を勉強できる
  • 必要最低限な単語を勉強できる
  • インプットとアウトプットが同時にできる
  • 反復して勉強できる
  • 頭に残りやすい

悪いところ

  • ドイツで手にいれるのが難しい
    アマゾンジャパンで購入可)
  • 発音はCDを使ってしか勉強できない
  • 少し高め


この本の特徴として、文法を身につけられる構造になっているところです。


文法は語学の基礎であり、特に大人になってからの語学学習では、文法なしでは言語を理解できないため重要な部分です。

大人になった私達には「知識」というものがあり、今持っている知識を使って勉強しようとします。

「なぜ」と思う疑問が答えられないと、正しいかどうか自信を持てなくなりますよね。

文法には答えがあります。文法通り言葉を当てはめていけば、ある程度文章を作れるようになります。


でもたまに、「この文法おかしくない?例外なのかな?」っていうものもあるよね……?

あるある。でもそれって、初めのうちは気にしなくていいんじゃない?例外はレベルが上がってから出てくることが多いし、その時には基礎ができ上がってるはずだし。


C1レベルになった今でも、文法は本当に大切だと思います。

文法をしっかり勉強し、何度もインプットとアウトプットを行っていたおかげで、今では頭で考えなくても言葉がすらっと出てくるようになりました。


私は、このしっかり身につくドイツ語トレーニングブックを日本で二往復していたおかげで、ドイツの語学学校でB1レベルまでつまずくことがありませんでした!

むしろ、途中で簡単だと思う時があり、A2からB1へ飛び級したことさえありました。



最後に …

私は2015年にワーホリでドイツに来てから、ミュンスターにある語学学校で集中コースを受けていました。

一からドイツ語を勉強したかったため、A1.1のコースから始めました。

聞き取りがやはり苦手だと感じていましたが、文法に関しては理解が早かったように思います。


文法の理解が速かった理由は、やっぱり渡航前にしていた「しっかり身につくドイツ語トレーニングブック」をしていたおかげだと思います。

語学学校で授業が始まると、宿題や新しい単語の勉強で、他の勉強に手がいかないこともあります。



これからドイツへ行こうと思っている方は、日本にいる間がチャンスです!

当記事で紹介した「しっかり身につくドイツ語トレーニングブック」を使いながら、しっかり文法と単語を身に着けておくといいですよ。


レベル別のドイツ語の勉強法や、私が勉強に使っていたグッズやWEBサイトなどのご紹介ものちのちしていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ツイッターにてドイツ関連のツイートもしていますので、よければフォローお願いします↓☺



2 COMMENTS

kobayuka

ムスメが来年からドイツ留学が決まりましたので、おすすめの本を購入しました!
私も一緒に頑張りたいと思います。

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Mizuki

ブログ記事読んでいただきありがとうございます。
ドイツ留学、いいですね!娘さんのためにご一緒に勉強されるの素敵です。
ドイツ語は難しい言語ではありますが、ドイツ語の勉強が楽しく感じられると続けられると思います。毎日少しずつ頑張ってみて下さいね!応援しています。

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